Compact Disc

そうですCDの事です(笑)

今はもう動画含めて、ほぼほぼ”配信の時代”ですよね?私でさえ、音楽はLPレコード(シングルでは無く)、映像も映画館かレンタルビデオで・・みたいな最後の世代になると思います。

そんな私も最近では1年に1枚買うか買わないかって感じになってしまっているCDをこんな記事を見つけて衝動的にポチッと(購入)しました。

かの山下達郎氏の’86年に発売されたスタジオレコーディング作品としては8枚目かな?隠れた名作(セールス的にですよ?)です。

現在はワーナーの役員の彼ならリマスターCDなんてもう、もっと前に出せたんでしょうけど、なぜこんなに時間がかかったのか、私にはよ〜くわかります。この発売時期に起因しているんです。

つまり前に私が投稿した業界全体がアナログからデジタルに変わる狭間だったんですね?ちょうどざっくり言えば83年くらいから80年代丸々。。。達郎氏はアナログ時代に「For You」という最高傑作を世に出しています。そしてこのヒットによって独立して自分のイニシアティヴでレコード(音源)が作れる様になったわけですけど、「さぁ自分の音で音楽が出来るぞ〜」って思ってた矢先、音楽の再生アイテムがアナログレコードからCDへ変わる時代に突入していたんです、、、皮肉なものです。

たかがレコードがCDになっただけでしょ?って思われるでしょうけど、その音は当時、月の表と裏側ほど違ったんですよ(もちろん裏がCDの音)。だからこのアルバムが発売されて聞いた時、もちろん達郎氏自体の音楽性もより内省的になって行った事もありますけど、やれダンスだ!ファンクだ!夏だ!と言っていた頃の迫力の音では無かったのでショックだったんですよね?何より再生した音が「ショボイ」その一言に尽きました。でも私は、彼のどのアルバムの曲よりこのアルバムの収録曲が大好きでした。

後年、音楽雑誌の記事で、本当にこのアルバムの事、彼は悔しがっていました・・・

なんでこうなっちゃうの?」彼はその頃から何年もかけてアルバム1枚を丁寧に作る様になっていて嫁さんの竹内まりやさんのも手掛けておりましたから、超多忙だったんでしょうけど、一切の妥協をしませんでした・・・

レコーダー、再生アイテム、再生装置、全てがデジタルになって行ったこの頃、、、彼の様に音を追求する人たちにとって地獄の日々だったと、色んな音楽関係者の方々の証言からもわかります。

それから20年経った今も全く同じ事が繰り返されているんですよね?

音楽をパソコン1台で作る?音楽をスマホで聞く?パッケージ無しで配信で売る?信じられない事が現実になりました。もちろんその恩恵は私も限りなく受けて実行している一人なんですけどね・・・

私はレコード屋さんでレコード棚から引き上げてジャケットを見ながら「へぇ〜出たんだ、ジャケかっけ〜」って裏面ひっくり返して、「え?これ誰それプロデュースじゃん?誰それ参加してるじゃん?」って、いちいち感動するのが好きだったんです・・・中身の肝心な音も聞いて無いのに?でも”見えた”んですよ?音が・・・ジャケットを見れば?そういう時代でした。

今は残念な事に、この「音の見える」アーティストが日本には、ほんと少ないですよね?ほとんど私より上の世代か私たちの世代です。それを証拠に皆さん!韓国のK-popアーティストというだけで「音が見える」でしょ?それですよ、それ・・・(悲)

随分前からLPレコードもCDリリースと一緒に販売される様になってきました!なぜそんな面倒でコストもかかる事するんでしょうねぇ?今更・・・それは需要があるからなんですよ?たとえ一部とは言え?そしてそれでしか味わえない何かがあるんですよね?レコードプレーヤーやレコード針も再生産を開始しています。少しづつではありますけど、皆さん「本物」を求めてくれる様になって来ているんです。嬉しい限りです!

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